アメリカ留学編④ 留学中にぶち当たった壁
今週でアメリカに来て2ヶ月が経ちます!
最初はゆっくりに感じていた時の流れも、今となっては1日1日があっという間で、気付けば10月も半ば(・・?)
気温もガクッと下がって、最低気温は1℃とか 笑
来月からは雪が降り始めるらしいです、、、、
寒いのは嫌だけど、雪が降るのはちょっと楽しみで、冬が待ち遠しいです!
さて、今回のトピックは「留学中にぶち当たった壁」という事で、まだ2ヶ月しか経ってませんが、その中で立ちはだかった困難について書いていきます。とりあえず、今までで苦しんだのは
- 英語
- 人付き合い
- ホームシック (日本が恋しい)
- トビタテ生としての義務感
ですかね 笑
まずは一番最初に苦しんだ英語!!
授業が始まった最初の週は、先生の言ってることがよく分からなくて、授業の内容を理解する以前の問題でした 笑
でもそれは1週間くらいで慣れて、聞けるようにはなりました。
先生たちも色々な国から来ているので、それぞれ話し方や発音に独特の癖がありますが、注意深く、集中して食い入るように聞いていれば、慣れてきます。
このように、「聞くこと」は繰り返す事でなんとかなったのですが、「話すこと」はなかなか簡単にはいきませんでした。
「話すこと」と言っても、友達との会話や英語でのプレゼンではなく、授業中に発言を求められた時に、瞬発的に話すことが出来なかったのです。
先生の言ってることはわかる。
何が聞きたいのかも分かっていて、答えも分かる。
でもそれを文章にして瞬発的に発言するのが難しい。
周りのネイティブや自分より英語ができる人達が先に答えを言ってしまう。
自分はそのことがすごく悔しくて、どうすればいいか悩みました。
悩んだ末に出した答え。
それは、今まで英語で入ってくる情報を日本語に直して、日本語で答えを出して、それを英語に直して発言するというプロセスだったのを、英語を英語で理解して、英語で答えるというふうに短縮することです。
分かりにくいと思うので簡単な例を挙げると、
【これまでの思考プロセス】
- 先生が英語で質問
- 頭の中で質問を英語→日本に
- 頭の中で日本語で答えを出す
- 日本語の答え→英語に
- 発現
【短縮後】
- 先生が英語で質問
- 英語で答えをだす
- 発言
見てわかるように、2段階短縮できました!
しかし、口で言うのは簡単だけど、実際にやるのはなかなか難しくて、今もまだ完全に英語だけで考えるのは出来ていません。
つい先日、秋学期の中間成績がでて、それぞれの先生からコメントをもらうのですが、「大人しいけど授業に集中してる」とか「テストで点は取れるけど消極的」といったコメントを頂きました(-.-;)
留学終了までには、授業でガンガン自分の意見を言えるようになります(^-^)
次に苦しんだのは「人付き合い」。
留学先で知り合った日本人学生、留学先で知り合った他の国からの留学生、現地の学生、それぞれとの関係で悩みました。
まずは「留学先で知り合った日本人学生」。
これはありがちなパターンで、自分も気をつけようと思っていたのですが、やっぱり休日に買い物やご飯に毎週のように誘われる。
自分は別に必要なものはないけど、毎回断るのも悪いと思い、行ってしまい、、、
結局大した買い物はせずに、図書館でも行って勉強しとけば良かったといつも後悔する 笑
次に「他の国から来た留学生」。クラスメイトに中国から来た男子生徒がいるのですが、こいつがもうやっかいで…笑
なぜか自分は気に入られて一緒にいることが多く、サッカーをしたりテニスをしたり、それはとても良いことなのですが、勉強に対してはとことん不真面目。
毎回宿題を写したり、期限内に出さなかったり、もはや手もつけなかったり 笑
そして授業中はいつも隣に座ってきて、話しかけてくるし、教科書は持ってこない。その上、先生の話を聞いてないのか、毎週どんな宿題が出たか聞いてくるんですよね 笑
毎回続くと、めちゃくちゃストレスたまります(^^;
最後は「現地の学生」。アメリカ人と友達になれたんならいいじゃん!と思うかもしれませんが、良いことばかりじゃなかったです、、、、
これは最初に挙げた「現地で知り合った日本人学生」と似たパターンなのですが、彼らは毎週遊びに誘ってきます 笑
本当に毎週です。そして断ると機嫌を悪くするのもやっかい。テストあるから!って言っても、「テスト勉強は日曜日すればいいから、金曜と土曜は遊ぼう」としつこく誘ってきます、、、
彼らの言い分としては、せっかくアメリカに来たんだから、ここでしかできない経験をさせてあげたいということでしたが、毎週はいいかなと 笑
面白くて優しい人たちばかりなのですが、勉強しに来てる身だし、週末は自分がやりたい勉強をできる貴重な時間なので、うまく付き合っていけたらなと思います!
続いてはホームシックですね 笑
留学前は絶対大丈夫だろうと思っていましたが、甘かったです(T_T)
恋人、家族、友達、ラーメン、お好み焼き、、、
ふとした時に、めちゃくちゃ日本に帰りたいと思うことがあります。
でもこの問題は解決して、なんと年末年始日本に一時帰国することが決まりました!
トビタテの関係で、1月の滞在日数が15日以下になってはいけないので、その範囲内で一時帰国します。
実は留学が始まってから、ひいおばあちゃんが亡くなり、おじいちゃんも予期せぬ2回目の癌の手術をすることになり、まだ挨拶も出来てないので、帰国したら挨拶に行きたいと思います。
最後は「トビタテ生としての義務感」。
これにはかなり苦しめられて、おそらくこれが原因で自分は入眠障害になりました 笑
12時くらいに電気を消しても、眠りにつけるのは4時とか5時。
こんな日が何日も続き、鬱になりそうでした。
今はもう自分の中でふっきれたので、症状も軽くなったのですが、本当に辛かったです。
話が逸れてしまいましたが、「トビタテ生としての義務感」というのは、トビタテ生として選ばれたからには、大きなことを成し遂げなければいけないというプレッシャー。
ましてや自分は、TEDxという舞台で、何百人の聴衆を前に夢を語り、自分の夢にかける思いをシェアした張本人。
そんな自分が留学を経て「何も得られませんでした」では、トビタテに選ばれなかった受験生や、TEDxで自分のプレゼンを聞いて、心を動かされた人たちにしめしがつかない。
そんな思いが積み重なり、毎晩毎晩考え込む日々が続きました。
夢を叶えるために自分は今何をすべきなのか?
今のままじゃ、今のスピード感じゃ間に合わないんじゃないか?
スペースXやブルーオリジンに対抗できる宇宙開発企業を創るんだ!
勉強量は足りてるか?
睡眠時間を削ってでも勉強すべきじゃないのか?
自分はなんとしてでも夢を叶えないといけない。
これらの問いや言い聞かせは、容赦なく自分を苦しめました。
自分の夢と現状の差に失望しました。
しかし自分は気づきました、「自分は夢を追うことを楽しめていない」。
これまで自分は、楽しむことで色々な事を乗り越えてきました。
高3の夏にいきなり始めた受験勉強、部活の合宿の早朝練でやった20km走、去年のフルマラソン、トビタテの書類作成やTEDxでのプレゼン。
全部楽ではなかったけど、楽しんでやり遂げました。
楽しんだ分だけ結果もついてきました。
楽しみながら夢を追う、これが自分に合ったやり方だ。
そう気付いてから、肩の力が抜けて、毎日の勉強や生活が楽になりました。
まだ留学開始から2ヶ月くらいしか経ってないのに、こんなに壁にぶち当たってしまいました 笑
この先が思いやられますね (_ _)
でも自分は、これらの経験は絶対に今後の人生で活きると考えています。
異国の地で、夢を追う過程で、苦しみ、悩み、もがきながらも活路を見出す。
こんな経験は簡単にできるものではないし、かけがえのないものになる。
だからちゃんと向き合うことが大切で、めんどくさいから、辛いからと言って投げ出してはいけない。
留学して良かった。
この大学に来て、今の友達と出会えて良かった。
大きい夢を持って良かった。
トビタテ生として留学できて良かった。
支えてくれた人たち、自分と関わってくれた人たちに感謝しながら、来年の8月に胸を張って帰国できるように、残りの日々も楽しみます!
おまけ【大学で見た綺麗な夕焼け空】